ヨガのインストラクターは肩が凝らない、腰も関節も痛くならない、と思われがちですが、そんなことないですよ〜〜〜〜(声を大にしている)。
ずっとPCに向かっていれば肩も凝りますし、俯いてスマホ見ていれば首も痛くなります。
アーサナの練習をしていても、間違った動き方をしていれば痛くなります。
何か違和感がある、ちょっと痛いかも、という時点で自分の動きを検証します。動きながら自分を観察してどこかバランスが偏っていないか、動画に撮って見てみたり、解剖学的に調べたり、他の先生に見てもらったり、身体に詳しい整骨院の先生に見てもらったり、などして検証します。
そのまま練習し続けると痛みが酷くなるのは目に見えているので、なんとか原因と思われる事を探します。
おおよその見当がついて、「あ、これだな」という動きの癖が見つかったら、後は動き方を調整していくと、痛みがなくなることがほとんどです。
2~3年前に正座や胡座が組めないくらいに膝が痛くなったことがあります。今は正座も胡座も組めるようになりましたが、違和感が残っています。でもなるべくそこに負担がかからないように動くようにしています。
(膝痛の詳細です。もしよろしければ)
最近も右の股関節の外側が痛くなることがあり、激痛では無いのですが、力が入らなくてびっこを引いて歩くこともしばしばでした。でも、ヨガの練習やレッスンでは痛くならない。これ不思議ですね。(いや不思議ではなく、ヨガの時は身体にちゃんと意識が向いているので、痛みの出る動き方が自然と封印されている)
おおよその見当はついたものの、専門の先生にも診てもらおうと整骨院へ行きました。
詳細は省きますが、先生に相談していくうちに自分では見当つけていなかったアドバイスを頂き、なるほど、と以後それらを気をつけていたら、痛くなることはなくなり、びっこを引くこともなくなりました。(ただ多少の違和感はある)
そう、私は不調が右側に出やすい。膝痛の記事でも書いてありますが、右足の方が足部の剛性が低い(土踏まずが落ちやすい)のが関係してます。なので足は大切!とレッスンではお伝えしております。
(まぁだいたい、土踏まずが落ちていると片足バランスとかまずぐらつきますからね)
これらの経験からも、足部と膝と股関節の連動、繋がりをしみじみと痛感しております。そこからコアとか呼吸とか全部繋がっていきます。
(というか身体は全部繋がっている。呼吸も心も)
違和感や過去にヘルニアをしてなど痛みを抱えてレッスンに来られる方でも、身体の理に適った動き方をすると痛みがなくなる、減少する方も多いです(組織の損傷とかでなければ)。
痛みがある方は、痛みの出ない範囲で、かつその周囲を適切に動かすという事をしていきます。
違和感や痛みなどの不調がなくなると、人は明るくなり活発に動くようになります。その晴れ晴れとした顔を見るのも嬉しいものです。
腰痛がなくなり、活動量が増えて、食事は変えてないけど体重の減少とサイズダウンした方もおられます。
痛みは身体からのシグナルです。そういう時こそ身体と向き合う良い機会と思います。
一生共に過ごすご自分の身体。
ぜひぜひご自愛くださいませ。
日々、身体を支えてくれている縁の下の力持ち。足。