呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

まるくなる

「背中が痛いんです」
という方、わりと多いです。

首〜肩〜背中の真ん中あたりまで。

(かくいう私もなりがちです)

姿勢を良くしよう、胸を開こう、として背中に力みが生じたり(背中が反る)、

緊張が強かったり、忙しすぎたりすると、これも背中に力みが生じて(背中が反る)、

背中が痛いとなりやすいです。

 

ヨガのアーサナでいうとこんな感じです。
これはアーサナ(ポーズ)なのでちょっと大げさですが、胸を開こうとするあまりにキュッと背中側をタイトにしちゃっていること結構あります。

背中が痛いという方はどちらかというと背中を反らせがちなので、そんな時は丸くなってしばらくお休みすると和らぐことが多いです。

ヨガの練習でも胸を開いたアーサナの後は必ず背中を丸めるアーサナをしてバランスを戻します。

背中を丸めると呼吸は自然と背中に入りやすくなります。
呼吸で背中が膨らんだりしぼんだりする。

その柔らかな動きをしばらく味わっておきます。

呼吸によって生じる動きで背中がほぐれていきます。

 

自然と気分も安らいで心もま〜るくなっていくようです。

 

追記:

上記は背中の痛み(背筋群が常に収縮し続けていることによる痛み)に対するセルフケアです。でもまた背中を縮める姿勢や動きを続けていれば痛みは戻ってきます。

もう一歩進んで、痛みが起きない身体の動かし方、姿勢になっていった方が日常を心地よく過ごせます。

日常生活の中で、身体を動かすなかで、身体の声を聞いて、知って、自分への理解を深めていくことで(自分の性格とかではなく)、動きが変わり、呼吸が変わり、結果として不調が減っていきます。

どこまで身体からのシグナルを受け取れるのか。

とても興味深いところです。