呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

【ロルフィング10】セッション3

セッション3のテーマは「大地に根付いた足」。

ロルフィング10シリーズについてはこちら。

東北 山形|ロルフィングハウス フェスタ|ロルフィング

 

セッション2の模様はこちら。

[ロルフィング10]2 - ヨガ と ひつじ @ことこと家

 

セッション3は側面です。

脚、骨盤、肋骨、首の側面。

これまでのセッションは痛くなかったけど、今回は痛かった。

特に肋骨の脇、前鋸筋。特に右側。

デスクワークの方はここ大体凝っています。デスクワークに限らず、ここ凝っている方は多いです。ここが凝ると腕が上がりづらくなったり、胸が開きにくくなったり、呼吸の制限につながったりします。

 

いつもはセッションを受ける側は、身体は動かさず、ただ身体で起こっている事を観察しているのですが、今回は結構アクティブに動きました。

あるポイントをロルファーの大友さんが軽く押さえたり、軽く肘を乗せたりしているらしいのですが、これがめっちゃ痛い。

ポイントは、「あるポイント」です。

痛いポイント。

で、受ける側は動き始めます。身体に「こうかな? こうかな??」と問いかけながら意識的に動いていきます。するとその動きに合わせてか、狙ってか、大友さんの押さえポイントもわずかですが移動していきます。そしてそれにあわせてこちらの動きもまた誘発されて動いていく。で、どんどん動きが展開されていくといった感じです。動きのセッションともいいましょうか。

これはね、、とても楽しいんです。

多分、身体が"快"の方向に向かっていくから自然と嬉しい、というのもあるのだと思うのですが、身体の動きがだんだん有機的に変化していくのが単純に楽しい。最初はぎこちなかったり、何かピンと来なかったりしつつも動き続けていくと、だんだんと全身が繋がっていく感覚が生まれてきて、動きの質が変わっていく。うねる感じが出てきて、自分がすごく有機的な生き物になっていくような感覚。

 

ひとしきりピークを迎えると動きたいという欲求も自然とおさまってきて、動きも終息していきます。

大友さん曰く、これはその人それぞれに決まってきている動きのパターンを解除して、その人にとって新しい動きの回路を身体で開発?しているんだそう。

 

その人の生活のパターンや、思考のパターン、または環境から受けるパターンもあると思います。私達は何かしらのパターン(癖)を持って生きています。そしてそれは身体に組み込まれて動きのパターンになっていく。パターンは無意識で繰り返される。

そのパターンを身体から解除してよりニュートラルな状態に戻していく。

 

これはヨガでも似ている側面があります。

アーサナや呼吸法、メディテーションなどを通して自分の思考のパターン、身体に現れているパターンに気がついて、よりニュートラルな方向に近づけていく。私もヨガをしていますが、やはり自分でも気がついていない癖は多々あるんだあなぁ、という事にロルフィングを通して気がつきます。第三者の存在って大切!!って切に思います。

 

しかし、この脇というか、側面が解放されてニュイーンと伸びていくのってすごーく気持ちがいい。この気持ち良さは「自由な身体」を思い起こす。本来は、子供の頃とか?は自由な身体だったはずなのに、なぜ人は本来ある自由な状態から離れて、わざわざ不自由になっていくのか。

 

そんな事を感じた第3セッションでした。

 

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自由な身体のうちの猫にゃん。

のびのびーーー。