呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

身体との微細なコミュニケーション

レッスンでは、身体の使い方や、意識を向けるところなど、言葉での声がけがあります。

「骨盤起こして坐骨に乗る」とか、

「脚を使って胸を開く」とか、

「軸以外が緩む」など。

あと「肋骨〜〜!!」 これはヨガしてる人なら、必ず一度は言われるんじゃないかな?? そう、肋骨閉じて! って。

最初は???となるし、やってるつもりでもできてなかったり、なんかピンときてなかったり。

がある時突然、
「あ、こういうことか!」と身体で納得する瞬間がやってくる。
おお、なるほどこういうことだったのね、と。
(私も未だにこういう事たくさんあります)   いわゆる腑に落ちる、ってやつ。

 

そういう事を一つずつ積み重ねて、アーサナに安定感が増してきたり、呼吸が通るポジションが見つけられたりと、ふっと内側が静まる感覚があったりと、アーサナが深まっていくプロセスとなるし、そこが楽しかったりもする。

 

大切なのは身体を丁寧に感じながら、身体に愛情と興味を持って練習していくこと。
気ままに、またやみくもに動いていたら何にも深まらない。

そう身体とのコミュニケーション。身体に何かしらのアクションをすれば必ずリアクションがあるので、それを感じること。

 

ちなみに私がレッスンを受けてて???と思った声がけは、
「ももの骨は外旋、皮フは内旋」
「胸骨の裏側を引き上げる」
とか。聞いた瞬間は????ってなるけど、繊細に意識してやってみると(アクション)、体からのリアクションで、あ、なるほどこういうことか、と納得する。

 

「皮フで筋肉を包んで、筋肉で骨を包む」

これはかの有名がアイアンガー先生がおっしゃっていた声がけらしいです。

 

ワインソムリエが、ワインに繊細に意識を傾け、微細な感覚が育っていくのと同様に、

身体にも同じように繊細に意識を傾けていくと、身体からの微細な感覚がキャッチできるようになります。

 

ヨガはポーズを美しく完成させることが目的ではなく、
身体との微細なコミュニケーション力を育てていく、という面白い面もあります。

 

やっぱりヨガは面白い。

 

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