9月も行ってまいりました東京。月に一度の上京day。
呼吸整体スクールの対面クラス。
9月のテーマは、「実践呼吸アプローチ」と「骨盤」。
実践呼吸
どんな呼吸じゃ?となるネーミングですが、これはやってみると静かな驚きがあります。普段あまり体感しない感覚になる。
身体の力みが抜けて、身体がふわふわになっている感覚。力み感の無い世界。
(この状態の時にスマホを持ってみると、スマホの重いこと、重いこと)
めちゃめちゃシンプルな動きにただ呼吸を合わせるだけ。時間は15分〜50分ほど(長時間やるほど作用が継続する)。ふにゃふにゃ緩む、ではなく力みが解けて"ふわふわ"になる。
私たちは普段、自分が行う行為や周囲・他者からの刺激に対して、それが自分にとって安全なものか危険なものかを本能的に判断し無意識的に反射する能力があります。
(熱いものに触ってしまった時に反射的に手を引っ込めるとか)
ですが本来的には危険では無い事・物に対しても、これまでの経験などから”危険”と判断してしまい力んで反射してしまう、といったことが誰しも多かれ少なかれある。
その危険判断が多いほどに日常生活でも力みが多くなり、呼吸が浅くなる、力が抜けないとなり、なんらかに不調に繋がっていく側面があります。
この実践呼吸はそういった後からできた危険判断を安全判断に置き換えていくアプローチです。そんなことできるの?って思いますが、やってみるとわかります。
骨盤
7月は足部、8月は股関節からの骨盤。
骨盤単体ではなく、足部、股関節の動きと上半身の連動の中で徹底して骨盤の動きをつくっていく内容。
骨盤の捻転という動きが出ないと、上半身と下半身のスムーズな力の伝達が途切れてしまうことによる緊張や痛み、重心を上手く落とせない、力みやすい、息が止まりやすい、下腹部がつかえないというところへ繋がっていきます。(下腹部がつかえていないと呼吸に影響し、体調不良にも繋がっていきやすいところ)
骨盤の動きが出てくることで、全身的なバランス能力の向上、姿勢や歩行の安定性、下腹部がつかえるようになるという効果が期待できます。
骨盤の動きを出していく一連のワークをやった後は、身体全体がいい感じで緩んでいて、股関節のワークの時と同様に、ふわっと立てている感覚。なんだろう、身体が軽い!っていうわけでもなく身体の重さを感じない感じ(表現むずかしい)。まぁ、だから多分"ふわっ"なのだろう。
骨盤底筋を意識したり、引き上げる意識もない。頭でポジションを探す事もない。自然と楽にちょうどいいところに立てている。
引き上げるとかを意識した途端に、ふわっとした感覚が無くなり、"うっ"となって楽な感じから離れる。
そう、呼吸・整体は普段の呼吸や身体が楽である、息が止まらない・浅くならない身体を育てていきます。身体の力みは息止めに繋がり、力み、息止めが多いほど心身の不調が起こりやすくなる。
鍛えるのも大事ですが、同時に緩める・楽でいられる事も大事です。

スクール会場にさしてあるお花。毎回違うお花が飾ってあるので楽しみです。