呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

続:日常に寄り添うバガヴァッド・ギーター(10/24)

前回 ⇩ の続きになります。

日常に寄り添うバガヴァッド・ギーター (10/24) - ヨガ と ひつじ @ことこと家

 

どうすればサットヴァの質が増えるのか。

ひとつはサットヴァの質に触れること。
サットヴァな質は喜びをもたらしてくれます。満足ではなく喜び。
例えば、すごくイライラしていたりしたとして、気分転換に山や海などの自然が広がっている場所に行ったり、温泉に行ったりすると、とてもすっきりしてイライラが軽くなったり、まいっか、と怒りの感情を自然と手放せたりすることがありませんか? 自然はサットヴァな質そのものです。そう、純粋な生命力。それに触れることでその純粋な質を自然からもらっている。なのでラジャスやタマスが自然と減っていく。

もしくはサットヴァな食物(新鮮な野菜やフルーツなど)を食べる、サットヴァな人(一緒にいるとこちらの心が洗われるような人)と一緒に過ごしてみるなどなど、とにかくサットヴァな質に触れる。とにかく喜びを増やすこと。

 

もうひとつは、私が満たされたい、私はこれが好きだ、私はこれが嫌いだ、私はこれが欲しい、私は〇〇だ...などなどの、この「私意識」=エゴ(偽の自我)を無くしていきましょうと。そのためには、行為の結果を手放す練習をしましょうと伝えてくれています。
私たちは、何がしかの行動をするときに、こういう風になって欲しいからこれをやる、というように、自分の望み通りの結果を期待して行動する傾向があります。そしてその期待通りの結果が得られないとイラッとする。これが対人の場合は、相手が自分の思う通りに振る舞ってくれない時にイラッとしたり、なんで!!?と怒ったり喧嘩になったり..。この根底には「私が満たされたい」という欲望(ラジャス=激性)が潜んでいることが多い。その欲望が強い分だけ結果に執着し、その分だけ怒り爆発...................。


なので、結果はお任せする。そもそも自分の力だけで物事はコントロールできない。「人事を尽くして天命を待つ」の境地。そうすればどんな結果になろうと受け入れざるを得ない。もちろんそこには怒りは起こらないよね、と。結果を手放すということはその時点で欲望も手放しているから。

 

そもそも。
私たちの本質は魂であり(真の自我)、その魂は「私が、私は」といった「私意識」のエゴ(偽の自我)に覆われているとギーターでは伝えています。魂は超純粋なので三性質(グナ)の影響を受けない。エゴはめっちゃグナの影響を受ける。というかがちがちにグナに縛られている。なのでエゴという覆いを取り払って、私たち誰もが持っている本来の姿、魂の視点を取り戻していきましょうね、とギーターは伝えてくれています。

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次回「日常に寄り添うバガヴァッド・ギーター」

・語り手 プレーマ・ヨギーニー先生
・11/14(土) 17:30~19:00 
・ことこと家ヨガスタジオにて
ドネーション 500円頂戴しております
・オンラインでの参加も可能です
・お問い合わせ・お申し込み先 → kotoyoga888@gmail.com

内容は前回の続き、そして掘下げになるかと思われます。そして3章を終えて、4章の「ギャーナ・ヨーガ」(超越的知識のヨーガ)に入っていきます。

ギーターを読み上げながら進めていきますので、ギーターをお持ちでない方もご参加頂けます。また日常生活のあれこれに落とし込みながら進めていきますので、ご興味ございましたらどなた様もお気軽にご参加頂けます。

ご参加お待ちしております!

 

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花瓶をジョッキの様に持つヨギーニー先生♡