先々週の金曜日から月曜にかけて、お休みを頂いてヨガのワークショップを受けに東京に行っていました。ご協力頂いた皆さまありがとうございました!
ワークショップの内容は、「ヨガ生理学集中コース」 。
ヨガのアーサナや呼吸法がどのような効果があるのか、またそれはどういう理由からなのかを生理学(生理学とは、生命現象を機能の側面から研究する生物学の一分野)の基礎をカバーしながら学んでいくという、なんとも興味深い内容でした。
骨、結合組織、筋肉、呼吸、循環(血液、リンパ)、神経系、内分泌等々、生命の働き、生命の維持を支えている生理現象。それらが全て潤滑に働き巡ることで体内のホメオスタシス(恒常性)が保たれています。身体は自分自身を最適の状態に、生命の働きをより良い状態に保とうとする力を持っています。ただやはり日常で慢性的に受けるストレスや、もしくは現代の生活環境などによって、その恒常性が崩れ、何かしらの不調がうまれてしまうことも多々あります。そんな時にヨガがどう役立つことができるのか、そんなことも学びました。
生理学をすべて勉強するとなると4日ではとてもカバーしきれないと思いますが、今回はヨガのアーサナや呼吸法が身体に及ぼす影響、効果の理由を生理学の基礎をカバーしながら学んでいくということでしたので、なんとか、というところでしょうか。
今回教えてくださった先生は指導歴20年近いヨガの指導者でもあり、またコロンビア大学の応用生理学において博士を取得されているという経歴をお持ちのベテラン先生。年齢は推定で60?70?歳ほどで、自然体でチャーミングなお方。笑顔がとても優しくて、私も年をとったらこんな風な物腰になりたい!と、新たな目標が生まれました。笑
内容もとても分かりやすく、終わってみて、本当に必要なところ、大切なところを基礎をカバーしながらシンプルにまとめて構成してある内容になっていたんだなぁとしみじみと感じております。
ヨガを続けていくにつれ、また生徒さんと日々接する中で、この現象はどういうこと?という疑問が生まれては、勉強して解消?解決?することもありますが、それでもまだ腑に落ちないところがあったり、?のままであることもあります。やはり、身体という自然現象は入り組んだシステムの上に成り立っており、また環境や個人の育ってきた経験なども身体に与える影響は大きく、そういった様々な現象のバランスの上で1人1人が在るので、一口にこれはこうだからこう!と断定できないところも沢山ありすぎます。
でも、生命現象の機能は万人共通。
そこを見ていく事で?が解けることもありますし、逆に個人差が際立って見えてきたりも。
今回のヨガ生理学集中WSを受けたことで、新しい発見もあり、&これまで断片的に自分の中に漂っていたものが、しゅっと一つににまとまったというか繋がったものもあり、手応えの多い四日間となりました。
今後のヨガクラス、さらにパワーアップして、ヨガが皆さんの生活に役立つようヨガをお伝えしていきたいと思います。
ことこと家のお庭の花が咲き始めていますよ。
はつみ