呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

Innner movement

先日のレッスン。
久々にお越しくださった方。

内側があまり動いていないなぁ(呼吸で生じる内側の動き)と感じたので、呼吸にフォーカス。(マンツーマンだったのでその方に応じた内容に急遽変更)

呼吸の動きがないなと感じても、では深呼吸しましょう!といってもそうそう深くならないのもの。それに呼吸は無理に深めようとしても苦しくなるだけ。

その方の身体全体の中で、普段あまり動いていないであろうところのを動かしていくような動きを取り入れて、身体の眠っているところに刺激を送っていきます。
特段、ハードなことをしていなくても、普段動いていないところを動かしていくのは、その人にとっては結構ハード。でもそこが大事。

地味に丁寧に刺激を送って、目を覚ましてもらって(笑、なんやかんやと進めていきます。

終わる頃には、内側の、呼吸の緩やかな動きが戻ってきていました。
(ここ大切です。そう、戻るんです。本来は、心身にストレスがなければ内側はいきいきと動いているものなんです。でも忙しすぎるとか、生活環境からのストレスや身体を動かしすぎない生活など送っていると本来の動きが制限されていきます)

レッスン後に感想を頂いたのでご紹介します。

・・・

肋骨って閉じたり開いたり動くことがびっくりだった。
肋骨と呼吸と連動して動くことを初めて知った。
たくさん動いて血流が巡るのとは違う、呼吸で空気が身体を巡る感じがした。
途中から足先まで温まってきて、呼吸の動きだけで身体が温まるんだと不思議に感じてた。
レッスン前は首痛い、肩痛いとあって、久々だけど大丈夫かな?と思ってたけど、そんなに身体を動かしていないのに、首肩周りがスーッと軽くなった。ウソのように身体が軽い。

・・・

そんなにたくさん動いてないです。
ほとんど仰向けでした。
いわゆる呼吸法も少しだけ。
首肩もいわゆるストレッチとかしてない。

この方、来られた時は虫の音のようなか細い呼吸でした。でも呼吸が身体を巡ると(内側の動きが戻ると)、いろいろ巡り出すんです。
(内側の動きはポンプみたいな役割もある)

そしてこの呼吸の内側の動きが、アーサナを内側から支え、身体全体を動かしてくれる原動力となります。

何はともあれ、呼吸の大切さが伝わって嬉しかったです。


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