呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

続・笑う門には福来る(呼吸編)

こちらからの続きになります。

kotoyoga.hatenadiary.jp

インナーユニットを活性させる要素

大笑いは深層筋(インナーユニット)を活性させてくれる。
エクササイズとして骨盤底や腹横筋などの深層筋を動かそうとしても、最初はよくわからなかったり余分な力みが入りやすいけど、笑うことは誰しもできる。しかも笑うと余分な力みも抜けやすい。

そして笑いの他にもインナーを活性させてくれる別の要素があります。

「やったー!!」と喜んでいるとき、もしくは、「よしやるぞ!!」と覚悟を決めたとき、腹圧が高まり背骨がスッと伸びていく(上昇気流)。

(こちらも以前ブログで書いておりますので、よろしければお読みください)

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身体に心情が写し出される

私たちの体ってほんとによくできていて、大いに笑ったり、嬉しい時、意欲がたかまっていると自然と腹圧が高まり、すっと背骨が伸び、身体が軽く動きやすくなる。

やりたくないけれどやらなければいけないという義務感で動くとき、深層の力は抜け、首肩周りやアウターの筋肉に力が入り、身体重たく気も重い....。

また、ストレスフルの状態や緊張している状態ではなかなか笑うことはできません。そう、安心した人間関係の場で初めてクスッと笑えたり、大笑いできたりする。

首肩、腰が痛い、姿勢が崩れてるとか、呼吸が浅い、疲れやすい、そういったいわゆる不調を改善するために物理的に体にアプローチするエクササイズも大切ですが、同時に日常生活でどのような心情で生きているのかといったマインド面も見逃せません。

身体にはその人の心情も映し出されるということ。

笑いの効果と呼吸法

ただやはり、いつでも大笑いできるほどの楽しいことがあるかと言ったらそれも中々難しい。だったら笑いを呼吸法の取り込みましょう、という『笑い呼吸法』という一見引きそうな(笑)呼吸法があるのですよ。

とにかく呼吸の勉強をしたく『深層呼吸法』(現代的なブレスワークとヨガの伝統的な呼吸法をミックス)と、『笑い呼吸法』を立て続けに受講したのでした。
笑い呼吸法は受講を一瞬ためらった面もあったのですが、講師が綿本彰先生でしたので絶対に良い講座だという確信ありで受講しました。
(私が東京にいた時、綿本先生のスタジオに通っており尊敬する先生のお一人でもあります)

綿本先生が監修をされている『ととのい時間』でも笑いの効果や、他瞑想に関してわかりやすく紹介されています。

totonoi-jikan.jp

レッスンでもこの二つの呼吸法のエッセンスを取り入れております。そのうち呼吸法だけのクラスもやりたいなぁと思っています。

なんにせよ、内側の動きは大切です。

そして笑いは循環を生み出します。体内の循環、そしてその場のエネルギーの循環。滞りは重さを生み出し、巡りは軽さを生じます。
笑う角には福来る。大いに内も外も巡らせていきたいものです。