階段を上る時、身体が重たいと感じ疲れてしまう。
階段を上る時、身体が軽いと感じ疲れない。
前者は、筋力や体力の問題だ、と思う。
後者は、筋力や体力はそんなに問題ではない、と感じる。
何が違うのか。
身体の動かし方を変えているだけ。(股関節を適切に動かすこと)
身体のある部分だけに負担がかかるような動き方と、
身体全体が連動して働いて部分への負担が減る動き方。
今まで階段を上るとどっと疲れてたけど、意識して上り方を少し変えただけで疲れない、となる。
別にトレーニングして筋力UPしたとかではなく、動かし方をちょっと変えただけ。
この違いを体験してないと、
「そんな動かし方を変えただけで変わるなんてないない」ってなるけど、
違いを体感すると、ちょっとのことでこんなに違うんだぁ、と驚きになる。
「自分の心がけ次第で身体ってこんなに変わるんですね、」と感心して伝えてくれた生徒さんがいました。
そう、同じことをやるにしても自分の心がけ次第で身体の状態が変わってくる。
ここは本当に面白いところ。
今学んでいる呼吸整体スクールの先生がいつもおっしゃているのが、
「何をやるのかよりも、どのようにやるのかが重要」と。
身体が重たいと感じるような動き方で動いていれば、すべての動きがしんどくなる。
身体が軽いと感じるような動き方で動いていれば、すべての動きがらくになる。
ちょっと大げさに言っているようにも聞こえますが、でも体験した人はあながち大げさではない、と頷くところかなと思います。
どのように動くかで、呼吸も変わるし、働く筋肉も変わるし、気分も変わる。結果として肩こり腰痛が改善したり、姿勢が変わってきたり、行動力も変わってきたり。
そういう意味で、身体を動かすこと、いろいろな動きを体験することは、その人の身体感覚を育てる上でとても大切だと感じています。