呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

深層呼吸法の学び

10月から深層呼吸法という、ヨガの伝統的な呼吸法(プラーナヤーマ)と、ヨガの伝統に限定されない現代的な呼吸法(ブレスワーク)を織り交ぜた大変興味深い講座を受講しています。

先生は山本俊朗さん。以前からインスタでフォローしていて、素敵な先生だなと遠い目で遠方から眺めていたのですが(奄美大島在住の先生なので実際に遠い)、なんと呼吸に焦点を絞った講座をオンラインで開催するということで、これは!とほぼ迷いなく受講を決めました。

ヨガは呼吸が大切、というのはもちろんなのですが、ここ最近その呼吸の大切さをより切実に感じるようになりました。
呼吸は内側の動き。ヨガに来られる方の身体を見ていて、内側の動きがでていない、呼吸が通っていない傾向があると感じていました。呼吸が浅く、深いところまで降りていない。呼吸は身体と心を繋ぐものでもあり、また身体全体を統合するものでもあります。
パーソナルで個別にアプローチする場合でも、呼吸が通っていない場合は呼吸が通りやすい状態を作るために、外側にアプローチ(骨格の調整)していきます。それも大切なのですが、内側に直接働きかけるアプローチも同時に必要だなと感じるようになったのです。

それと以前から伝統的なプラーナヤーマを深く学んでみたかったと言うのもあります。
クラスでやっている呼吸法はもちろん伝統的なプラーナヤーマではあるのですが、あまりハードに行っていないソフトなプラーナヤーマを取り入れています。

ハードというのは、クンバカといって息を長く止めるという、よりアクティヴに呼吸にアプローチしていくいわば行法です。ここでは詳しくは割愛しますが、息を長い間無理なく止めておくには内側(深層)への積極的なアプローチが事前に必要になります。これは完全にテクニックであり、これなしのクンバカは逆に神経系の働きに悪影響を及ぼすと言われています。

そう、なので私もソフトなプラーナヤーマは自分でもレッスンでも取り入れていましたが、このハード系のプラーナヤーマはきちんと習うまでは自分流にやらないでいたのです。

ということで、日々、ブレスワークと伝統的プラーナヤーマの実践は継続しております。何にせよ実践が大切です。もうかれこれ2ヶ月弱毎日実践しており、いろいろな変化も感じております。こちらはおいおいにまたブログでUPしていきたいと思います。

クラスでハードなプラーナヤーマを取り入れるかはまだ考えていませんが、その内側へのアプローチが何かしらの助けにはなるというのは確信しております。

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講座のテキスト。