呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

【ロルフィング10】セッション4

ロルフィング10シリーズについてはこちら。

東北 山形|ロルフィングハウス フェスタ|ロルフィング

 

セッション3の様子はこちら。

【ロルフィング10】セッション3 - ヨガ と ひつじ @ことこと家

 

とうとうやってきました。セッション4。

セッション1〜3は体の表層部へのアプローチ、セッション4〜7は深層部へのアプローチということで、なんというか少しずつ核心に迫って行くようなワクワク感。

 

4は脚の内側と骨盤底へのアプローチ。

内腿と骨盤底といえば、ヨガでもお馴染みですね。レッスンでもこの単語は結構耳にする思いますし、ここがスイッチ入らないと安定しないし(心身共に)、呼吸とも深く関わってきます。コアとかインナーマッスルとも言われます。

 

で、4以降はフェーズが変わるというか、セッションを受けた感覚もなんとなくこれまでと様相が違ってきて、説明が難しい感じです。

なので、印象に残った感覚・ワードを挙げていきたいと思います。ま、でも説明しますけど。笑

 

◉骨以外透明な感じ

これは、何かに引っかかっている血管や神経の引っかかりを外すと筋肉の動きが改善されるというアプローチをしてもらった後の感覚です。

脚をやってもらったのですが、骨以外、つまり肉とか脂肪とか水分の部分がクリアになった感覚。

 

◉海 リズム

骨盤底筋群の膜にアプローチしてもらっている時、暖かい海の中をたゆたっているような、もしくはお腹の中にいる胎児のような。これはアプローチされている時の横向きで丸くなっている姿勢の影響もあると思うのですが、多分骨盤底の膜が緩むと同時に呼吸も奥まで入って、骨盤が自然と波打つように緩やかに呼吸のリズムと共に動いていたからかと。(やはり心身の緊張が強かったり、呼吸が浅かったりすると、この波打つような骨盤の動きは出ないかと思われます)。これはほんとに心地良く、多分私達はお母さんのお腹の中にいる時に、こうやって羊水の中に浮かんで、お母さんの呼吸の波のリズムに包まれていたんだろうなぁ、と感じたわけです。なんというか安心感と心地良さの中にたゆたっている、そんな感覚です。

 

◉水分

今回のセッションは全体的に水っぽい感覚でした。海にぷかぷか浮かんでいる感覚もそうですし、体自体もたぷたぷして、やたらと水質に溢れるような。不思議な感覚。

 

◉あくび

このセッション、後半に生あくび含め、やたらとあくびが出ました。(これまでのセッションと比べて寝不足だったわけではありません)

 

◉小人

これはセッション終わった後に、いつも必ず定位置に立って、その時の感覚を見ていくのですが、その時に自分がキュッとひと回り小さくなったような、体の中心に向かって身体の表面が引き込まれるような、そんな感覚がすごくして、ちょっと面白かった。アリスが小さくなっていくようなそんな気分を楽しめました。

(でもこれをロルファーの大友さんに伝えたらあるワークをしてくれて、そうしたらその感覚はなくなりました。涙)

 

セッション4はこんな感じでしたね。。

今思い起こしても全体的にとても心地の良いセッションでした。

 

今回のセッションで骨盤底筋群の大切さ、私達のマインドの状態とどんなふうに深く関わっているのか、やはり身体は単なる物質ではなくていろんなレイヤーが重なり合っている存在、生命体であること、そういったことを体感できた、とても貴重な体験をさせてもらいました。

 

あ、もうひとつ。

このセッション4が終わってから、自分の体のデフォルトの状態が変わりつつあります。これは1から4セッションまでの積み重ねの結果だと思います。新しいデフォルトの方は若干不安定な状態ですが、でもこの状態が慣れてくれば、この状態が新デフォルトで落ち着くかと。新しい方がこれまでよりも身体が楽に感じられるので、いい状態(多分ロルフィングで言うところの、身体がよりしぜんな状態)に近づいているのかなと感じています。

今回もなんだかんだと長くなりました。。

お読み頂きありがとうございました。

 

※追記

現在、セッション受けてから2週間経っています。ここのところ骨盤周りが筋肉痛の様な感じで痛い。特に左の腰骨(腸骨)あたり。動き出す時に、いてててて、、となる。これは骨盤底筋群の状態が変わったらからなのか。左が特に痛いのは左仙腸関節の不調と関係があるのか。セッション5,6も骨盤周りへのアプローチなので、この状態がどう変わっていくのか楽しみです。

 

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ロルファーの大友さん。

今回のセッション、なんとベッドを忘れてくるという事態が。

しかしことこと家にベッドがあったという奇遇。

ロルファーさんは勘がいい。笑

ヨーガの学び

日常の風景からヨーガの学びを当てはめてみる。

 

石油ストーブを点火すると熱が生まれヤカンの水が沸いて部屋が程よい湿度で暖まる。蒸気が立ち上りほっこりとする風景。

ストーブはストーブの役割、灯油には灯油の役割、ヤカンの役割、水の役割と、それぞれの性質(これをグナと呼ぶ)に従って、部屋が程よい湿度で暖まるという一つの目的を為す。調和ともいう。

ある日水に自我が芽生え、私は今日はブクブクしたくないので沸きません(エゴという)、となると、この白いモクモクとした湯気が出ないと言うこの絵柄的には有り得ない不協和音が生み出される。

毎日の何気ない風景はそれぞれがそれぞれの役割を果たすことで(ダルマともいう)、何事も無いかのように為されている。

何も特別な事をする事が大切なのではなく、まずはエゴ無く役割を果たす事。これが秘訣。

 

しかし、このエゴを無くすというのはたいそう大変なことで、ヨーガではいかにエゴを落としていくかを教えてくれている。


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【ロルフィング10】セッション3

セッション3のテーマは「大地に根付いた足」。

ロルフィング10シリーズについてはこちら。

東北 山形|ロルフィングハウス フェスタ|ロルフィング

 

セッション2の模様はこちら。

[ロルフィング10]2 - ヨガ と ひつじ @ことこと家

 

セッション3は側面です。

脚、骨盤、肋骨、首の側面。

これまでのセッションは痛くなかったけど、今回は痛かった。

特に肋骨の脇、前鋸筋。特に右側。

デスクワークの方はここ大体凝っています。デスクワークに限らず、ここ凝っている方は多いです。ここが凝ると腕が上がりづらくなったり、胸が開きにくくなったり、呼吸の制限につながったりします。

 

いつもはセッションを受ける側は、身体は動かさず、ただ身体で起こっている事を観察しているのですが、今回は結構アクティブに動きました。

あるポイントをロルファーの大友さんが軽く押さえたり、軽く肘を乗せたりしているらしいのですが、これがめっちゃ痛い。

ポイントは、「あるポイント」です。

痛いポイント。

で、受ける側は動き始めます。身体に「こうかな? こうかな??」と問いかけながら意識的に動いていきます。するとその動きに合わせてか、狙ってか、大友さんの押さえポイントもわずかですが移動していきます。そしてそれにあわせてこちらの動きもまた誘発されて動いていく。で、どんどん動きが展開されていくといった感じです。動きのセッションともいいましょうか。

これはね、、とても楽しいんです。

多分、身体が"快"の方向に向かっていくから自然と嬉しい、というのもあるのだと思うのですが、身体の動きがだんだん有機的に変化していくのが単純に楽しい。最初はぎこちなかったり、何かピンと来なかったりしつつも動き続けていくと、だんだんと全身が繋がっていく感覚が生まれてきて、動きの質が変わっていく。うねる感じが出てきて、自分がすごく有機的な生き物になっていくような感覚。

 

ひとしきりピークを迎えると動きたいという欲求も自然とおさまってきて、動きも終息していきます。

大友さん曰く、これはその人それぞれに決まってきている動きのパターンを解除して、その人にとって新しい動きの回路を身体で開発?しているんだそう。

 

その人の生活のパターンや、思考のパターン、または環境から受けるパターンもあると思います。私達は何かしらのパターン(癖)を持って生きています。そしてそれは身体に組み込まれて動きのパターンになっていく。パターンは無意識で繰り返される。

そのパターンを身体から解除してよりニュートラルな状態に戻していく。

 

これはヨガでも似ている側面があります。

アーサナや呼吸法、メディテーションなどを通して自分の思考のパターン、身体に現れているパターンに気がついて、よりニュートラルな方向に近づけていく。私もヨガをしていますが、やはり自分でも気がついていない癖は多々あるんだあなぁ、という事にロルフィングを通して気がつきます。第三者の存在って大切!!って切に思います。

 

しかし、この脇というか、側面が解放されてニュイーンと伸びていくのってすごーく気持ちがいい。この気持ち良さは「自由な身体」を思い起こす。本来は、子供の頃とか?は自由な身体だったはずなのに、なぜ人は本来ある自由な状態から離れて、わざわざ不自由になっていくのか。

 

そんな事を感じた第3セッションでした。

 

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自由な身体のうちの猫にゃん。

のびのびーーー。