呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

ヨガ部屋 セルフリノベ 後半

 後半です。

前回は壁のパテ塗り、天井のペンキ塗りまでで1週間。

GW中には終わらせる予定が全く終わらなく、気は焦るのみ。。

 

ドアのbefore & after

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f:id:lemouton:20190620213231j:image        ペンキを塗って、ドアノブも取り替えて白く塗りました。

このドアとノブですが、そのまま塗るとペンキが乗らないような材質だったので、ミッチャクロンという、ペンキがのりにくい金属などの素材に最初に塗布することで、ペンキがのりやすくなるというのを2度塗り。その上にペンキを2度塗り。なんでも2度塗りなので、ちょっとしたことでもほんとに時間がかかります。

でもいい感じでドアが完成。


そしてやっと壁に取り掛かる。

壁は漆喰を塗る事に決定。

 

漆喰を塗る前に、天井に塗ったようにガードシーラー(壁から浮き出る汚れをガードするもの)を、

これまた2度塗り。一回塗っただけでいいんじゃないかなぁ、、、と楽をしたい衝動に駆られるも、でもここで手を抜いて、漆喰を塗ったあとに壁の汚れが浮き出てきた!

となっても取り返しがつかないので、ここは諦めて2度塗りにとりかかる。


f:id:lemouton:20190610215453j:image一度塗りめ。


f:id:lemouton:20190610215527j:image  2度塗り完了。
f:id:lemouton:20190610215551j:image  ドアの養生。

 

そしていよいよ漆喰塗りに取りかかれる!!

と思いきや、養生の仕方が適当だったことに気がつき、再度養生し直す。

f:id:lemouton:20190620213940j:image  漆喰の下地塗り用の養生、本塗り用の養生と漆喰の厚みの差分を考慮した手のかかる養生。めっちゃめんどくさい、と思いましたが、後で後悔しないように黙々と作業にとりかかる。

マスキングテープ足りないじゃん!!  と買いに行ったり。

どんどん時間が過ぎていく。。

 

そして、やっと、やっと漆喰塗り!!

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漆喰は練ってあるものがダンボールに入って届くので、そのまま蓋を開けて塗り始められます。

作業中は余裕がなく写真を撮っていない。。

 


f:id:lemouton:20190610215605j:image   漆喰の下地塗り終了。
f:id:lemouton:20190610215545j:image   乾くのを待って翌日から本塗り開始。

一日で全部は塗り終えられないので、面ごとに仕上げていきます。

ヨガクラス再会の日にちを延期して、ひたすら漆喰をぬりました。

追われるようにやっていたので、後半は泣きそうになりながらも無心で塗り続けました。

きっと締め切りがなくて、のんびりと塗るぶんにはもっと楽しかったと思います。

でも楽しかったけど。

 


f:id:lemouton:20190610215609j:image    漆喰の本塗りが終了ーーーーーーーー!!

予想通り、塗り終わる頃にコツをつかんでちょっと上達しているというパターン。

養生を剥がす時の気持ち良さったら。

漆喰はなんと下地と本塗りで計100kgほど使いました。


f:id:lemouton:20190610215602j:image  元クローゼットの壁もぬりぬり。

そして、、、、、、、、

Before

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After
f:id:lemouton:20190610215558j:image    できた!!!   

f:id:lemouton:20190610215508j:image  ヨガスタジオっぽい。笑

 

Before

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After
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f:id:lemouton:20190610215539j:image  漆喰は塗り跡を残すように仕上げました。

すごい満足。。。

 

漆喰は除湿・消臭作用があるので、空気を清浄してくれます。

そしてこのおしゃれ感。

漆喰を塗らずして何を塗るのだ!  という勢い。笑

 

f:id:lemouton:20190620213237j:image     水面のようなライティング。

 

f:id:lemouton:20190620213524j:image        f:id:lemouton:20190620213520j:image   再開にあたり、なんとお花をいただきました(涙)。

 

f:id:lemouton:20190620213614j:image    漆喰とドライフラワー。   

 

なんだかんだと完成まで3週間かかりました。

後半は本当に半ベソかきながら、ただただひたすら作業していました。

 

終わってみた感想は、DIYをなめていた、です。

べつに家具を作ったりするわけでなく、だた塗る作業だけでしたが、大変。。。。

想定外の作業が多かった。

ノリで気軽に始めてしまったので、締め切りもあったから勢いで乗り切れた。

こんなに想定外の作業があるとわかっていたら、多分その時点で心が折れていたとおもいます。

ノリって大切。勢いも大切。そしてめげない心。

 

なんとか、どうにかこうにかで3週間かかりましたが、ヨガクラスを再開できました。

待ってくれていた生徒さんには感謝しかありません。

ありがとうございました。

 

漆喰塗り、興味ある方はお声がけください。

道具ありますし、塗りに行きますよ。

 

結構楽しいですよ。

 

さぁ、今週もことことヨガ部屋でお待ちしてます!

 

 

 

 

 

 

 

ヨガ部屋 セルフリノベ 前半

突然ですが、ことこと家ヨガスタジオの場所が変わりました。

諸事情により、今まで借りていた場所が急遽使えなくなり、新しい場所を探す事に。

それがちょうどGW前のこと。いろいろと考えたのですが、自宅に空いている(物置になっていた)部屋があり、ひとまずはそこを使えるようにしよう!ということでリノベーション決定。

天井と壁紙もうっすらと汚れていたので、天井を塗って、壁は珪藻土とか塗りたいよね、と夫と気軽に話していました(初めから自分達でやるつもり満々)。GW明けには終わるでしょ、なんて目論んでいたのですが、これが論外。なんだかんだとクラスうを再開できたのが5/21。3週間かかりました。

そんなDIYビフォー&アフター ご興味ございましたらお付き合いください!

・・・・・・・・・

まずは物置と化していた部屋の片付けから。

東京から涌谷に引っ越してきた時の、使わない荷物がここに放り込まれていました。ほどほどに足の踏み場があるくらいの物々しさてありましたが、、

写真は片付けた後。

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物が片付いてさっぱり。

日中から始めて、あっという間に夕方。

さぁ、この部屋がどんなヨガ部屋に変わっていくのか!?

 

翌日。

壁と天井を拭いて汚れを取り、穴が空いているところはパテを塗って平に。
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で、養生したりなんだりしてたら、あっという間に夕方。
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やっとここまで。。


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のんきな猫先生の見回り。


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そう、この部屋は西日部屋なので、夕空が眺められます。

 

翌日。

天井にガードシーラーを塗る。

シーラーは、壁などにペンキを塗った後に、壁の汚れやヤニが表面に滲み出てこないようにガードする役割のもの。

これを2度塗り。
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はい、三日目(ゴールデンウィーク)終了。

ゴールデンウィークは仕事も途中入っていたり、一泊の旅行にいったりで、ほぼほぼ片付けと準備で終わってしまった。。。

GW前の余裕は一切!なくなっていました。

 

そして、平日は日中の仕事が終わってから作業、という日が続いてく。
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なんとか天井のペンキ塗りを終了。

枝の長いローラーで2度塗り。天井だけ!!綺麗。

そしてGW中に注文していた照明器具が届き早速つけてみた。こういう時ってめっちゃ嬉しい。

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これは、クラス後半のリラックスタイム用の照明。シャバアーサナの時に天井に光の模様が見えたら綺麗だろうな、、、、と、これを選びました。若干イメージとは違ってはいたものの、まあ良し。(コードの長さを調節することで、天井への映り込みが変わってくる)

 

だいぶテンションがあがったけど、よくよく考えてみるとまだ天井のリノベが終了した段階。完成までは程遠い。。


そして別日。

窓枠に木目模様のシートが貼ってあって、なんだか嘘くさい感じだったので、シートを全部剥がしてやすりがけ。窓枠は木のナチュラル感を活かすことに。

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剥がした後に、オイルステンを2度塗りしてから更にやすりがけ(塗って乾く前にヤスリをかけるとオイルが馴染むとのこと)。

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こっちの方が素朴で良し。

 

しかし、ほぼほぼ全部塗り物系はほぼ2度塗りなのだ。。途中乾くのを待つ時間も入る。想定外の出来事(っていうか、無計画すぎ) 。


そしてもうひとつ発注していた照明が届き、早速設置。こちらはクラス前半のアーサナの練習の時用。レール式のスポットライトを取り付け。(照明に関しては、買いに行く時間もないし、ネットで探しまくって、だいたいこんな感じだろうなぁ、、という勘?イメージ?無鉄砲?で決めてしまった)


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ここまででだいたい1週間強。仕上がったのは天井のみ😭

 

ひとまず前半はここまで。

つづく。。



 

 

 

 

音浴 / 環境と呼応する身体

箟岳山は箟峯寺にある仁王堂は茅葺き屋根の木造家屋。

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今回はこの仁王堂をお借りして、クリスタルボウルと三昧琴の音浴を開催しました。

 

築年数100年はゆうに超えている家屋。

まるでおばあちゃんの家に集まった親戚たちのよう。

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サウンドバスとは、身体に入ってくる音の振動、響きを、まるで温泉に浸かっているように味わいます。

 

面白い事に、身体に緊張があると音が浸透していかない感覚がある、ということで、まず最初に身体を緩めるワークを、音の奏者であるかなえさんがリードしてくれました。

かなえさんは、音という視点からいろんなお話しをされるので、それがとても面白い。

普段気がついていない事に気づかされたり、いつもの見慣れた風景が新鮮味を帯びたり。

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寝ころがったりお好きなように過ごしてください、とアナウンスしていましたので、皆さん枕やブランケットを持参。

寝っ転がって、音の響きに身を委ねていると、まるで宇宙を漂っているような感覚がたまらない。。

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右が三昧琴というチタンでできた楽器。

左がクリスタルボウル。

 

三昧琴の響    

※写真クリックするとインスタにとびます。

https://www.instagram.com/p/ByMm0QPhjvM/

 

クリスタルボウルの響

https://www.instagram.com/p/ByNUXC5hP-b/

 

今回は会場が山の頂きに近いところだったので、環境も最高でした。

聞こえてくるのは、鳥のさえずり、風のざわめき、木々が揺れる音、、、。

それらの音と楽器の音、身体が呼応し合う境目のない世界。

静謐で豊穣な時間。

 

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終わった後の撮影会。笑

サウンドバスの時間は撮影はお断りしてました。なぜなら意識の状態が変わるから。写真を撮るというアクティブな行為は、ある意味で身体に緊張をもたらすため、音が身体に響く感覚に影響をもたらします。

でも、、ほんとに、この時の音の感覚は、寝っ転がっている時とは違っていました。身体に浸透する感覚が違う。響きが弱まる感じ。

これも新たな発見でした。

 

私達の身体は、意識する、しないに関わらず、絶えず周りの環境と呼応し合い、変化し続け、そしてそれが私達の意識にフィードバックされている。となると、やはり身を置く環境というのはとても大切なのだなと、改めて感じたサウンドバスでした。

 

 

奏者の川村かなえさん、

会場を貸してくださった仁王堂のご住職、

そしてこつこつと仁王堂の内装に励んでいたご住職の奥様の美紀さん。

そして、箟岳山まで足を運んでくださった皆様。

 

本当にありがとうございました。