箟岳山は箟峯寺にある仁王堂は茅葺き屋根の木造家屋。
今回はこの仁王堂をお借りして、クリスタルボウルと三昧琴の音浴を開催しました。
築年数100年はゆうに超えている家屋。
まるでおばあちゃんの家に集まった親戚たちのよう。
サウンドバスとは、身体に入ってくる音の振動、響きを、まるで温泉に浸かっているように味わいます。
面白い事に、身体に緊張があると音が浸透していかない感覚がある、ということで、まず最初に身体を緩めるワークを、音の奏者であるかなえさんがリードしてくれました。
かなえさんは、音という視点からいろんなお話しをされるので、それがとても面白い。
普段気がついていない事に気づかされたり、いつもの見慣れた風景が新鮮味を帯びたり。
寝ころがったりお好きなように過ごしてください、とアナウンスしていましたので、皆さん枕やブランケットを持参。
寝っ転がって、音の響きに身を委ねていると、まるで宇宙を漂っているような感覚がたまらない。。
右が三昧琴というチタンでできた楽器。
左がクリスタルボウル。
三昧琴の響
※写真クリックするとインスタにとびます。
クリスタルボウルの響
今回は会場が山の頂きに近いところだったので、環境も最高でした。
聞こえてくるのは、鳥のさえずり、風のざわめき、木々が揺れる音、、、。
それらの音と楽器の音、身体が呼応し合う境目のない世界。
静謐で豊穣な時間。
終わった後の撮影会。笑
サウンドバスの時間は撮影はお断りしてました。なぜなら意識の状態が変わるから。写真を撮るというアクティブな行為は、ある意味で身体に緊張をもたらすため、音が身体に響く感覚に影響をもたらします。
でも、、ほんとに、この時の音の感覚は、寝っ転がっている時とは違っていました。身体に浸透する感覚が違う。響きが弱まる感じ。
これも新たな発見でした。
私達の身体は、意識する、しないに関わらず、絶えず周りの環境と呼応し合い、変化し続け、そしてそれが私達の意識にフィードバックされている。となると、やはり身を置く環境というのはとても大切なのだなと、改めて感じたサウンドバスでした。
奏者の川村かなえさん、
会場を貸してくださった仁王堂のご住職、
そしてこつこつと仁王堂の内装に励んでいたご住職の奥様の美紀さん。
そして、箟岳山まで足を運んでくださった皆様。
本当にありがとうございました。