日本に生まれ落ちたからには一度は訪れてみたいと思っていた伊勢神宮。
伊勢神宮といえば式年遷宮。
『原則として20年ごとに、内宮(皇大神宮)・外宮(豊受大神宮)の2つの正宮の正殿、14の別宮の全ての社殿を造り替えて神座を遷す。このとき、宝殿外幣殿、鳥居、御垣、御饌殿など計65棟の殿舎のほか、714種1576点の御装束神宝(装束や須賀利御太刀等の神宝)[1]、宇治橋[注釈 1][注釈 2]なども造り替えられる。』(Wikipediaより)
物凄いエネルギー(お金含む)が費やされることを20年に一度って凄くないですか?
魂が新しい肉体を得てこの世に生まれおちるかのように、神々の御霊はそのままに20年毎に目に見える社殿等は作り替えられていく。そんな印象も受けます。
早朝6:00頃の伊勢神宮(内宮)。ほんわか色できれい。
夜明け前(5:00)の内宮。いい感じで暗いです。
人が少ない早朝の清々しい時間にお参りしたかったので、1回目のお参りは始発のバスに乗って5:50に到着。でも既に明るく。もっと暗いうちから参拝したいね、ということで2日目はタクシーで5:00少し前に到着。朝5:00 の開門?を待っている人たちもちらほらといらっしゃいました。
山道を囲む森も暗く、灯籠の明かりを頼りに進みます。森の気配と鳥の鳴き声、自分が歩く玉砂利を踏む音の中、無心で進みます。というか無心になっていく。
少しずつ白み始めてきました。
参拝を終え鳥居の外で朝日が登る瞬間を待っていました。
太陽のパワーはやはり凄い、と改めて実感。
今回の神宮参拝は、
内宮、下宮、敷地外にある別宮の月読宮、月夜見宮、倭姫宮へ。
他に猿田彦神社、二見興玉神社へ。
月読宮
伊勢神宮がこの伊勢の地に定まるまでに、第11代垂仁天皇の皇女の倭姫が奈良や滋賀、岐阜の地に一時的に鎮座しては次の場所へ,,,と各地をおよそ90年かけてめぐっていたそう。
そして最終的にこの三重の伊勢の地が鎮座に相応しい場所として定まったとのこと。
それらの鎮座していた場所や神社を元伊勢と呼ぶとのこと。
へ〜〜と思いながら元伊勢と呼ばれる神社一覧を眺めていたら、あら?なんか聞いた覚えがある地名や神社がある。ん?ん?と記憶を記憶を辿っていくと、あっ!! と。
そう、昔々に漫画好きの友達の家で読んだ『アマテラス』という漫画(作者はガラスの仮面で有名な美内すずえさん)。そこに出てきてた、、、と思って、ネットで検索。
そう、アマテラスの「倭姫幻想まほろば編」という番外編がまさに元伊勢を巡るという内容で、元伊勢一覧に記載されている神社も出てきていた。
その中でも印象に残っていたのが、三輪山を御神体とする三輪明神・大神神社。いつか行ってみたいなぁなんて思っていたことも思い出す。
残念ながら突然の記憶喪失ならぬ記憶蘇り?だったので、この旅のプランには組み込めなかったのですが、帰りの近鉄特急電車の車窓から、三輪山と大鳥居を「あ、あれだぁ!」眺められ少し嬉しかった。
(そう、この近鉄特急は奈良県を横切るのですが、その時に奈良の三輪など元伊勢で巡られたいくつかの地が並んでいるところを通るのですね。そこを通って伊勢に行くのも面白いですね)
いつかお参りしてみたいなぁ。。
そしてその漫画をどうしてもまた読みたくなって、ネット書籍で購入して即読み。
内容は元伊勢を巡るという連載企画を担ったカメラマンが、元伊勢を巡っている最中にちょいちょいと古代にタイムスリップしてしまい、倭姫のご一行と接触して関わってしまうというお話。
まぁもちろんフィクションではあるのですが、なくもないなという面もあり、興味深い内容です。
改めて、三輪山に行ってみたいと思った次第でした。
にしても驚きなのが、このアマテラス、まだ完結してない、というか、1994年にまほろば編を最後にまだ続きの巻が発売されていないという、、。 当時続きを読みたくて待っていたのだけど中々出なくて遂には忘れるまでになっていたのね。
続き読みたい。
ってかガラスの仮面もまだ終わってない模様。
さて、次は出雲大社へ行きたいねと夫と話しておりますが、この出雲大社は三輪山とも縁が深いのですね,,,。なかなか面白くなってきた感じでです。