呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

ヨガとひつじな週末。

週末はお天気も良く、気持ちのいい日でしたが、皆さんはどのような休日をすごしましたか?

私は昨日一昨日と、このブログのタイトルどおり「ヨガとひつじ」な週末でした。

 

土曜日はヨガの勉強で仙台に行っていました。

(クラスお休みさせて頂き、ご協力ありがとうございました)

ヨガにはいろいろな流派があるのですが、その中のアシュタンガヨガというとてもアクティヴ&ダイナミックなヴィンヤサスタイルのヨガのワークショップでした。講師はアシュタンガヨガを東京で指導されている方で、内容は股関節オープンとヨガセラピー。ヨガのアーサナの中には足を頭の後ろでクロスする、「は?」と目が丸くなるような、とても高い股関節と前屈の柔軟性が求められるアーサナがあります。それらのアーサナの解剖学的側面から見た安全なアーサナへのアプローチや練習方法、それらの効果などなど。そして、ヨーガセラピーとしてのアシュタンガヨーガについての理論の解説とその実践といった内容でした。

 

アシュタンガヨガは体力的にとてもハードで、身体に負担がかかるアーサナも他の流派よりもたくさん取り入れられています。それだけにアシュタンガヨガ独自のポーズのとり方というのもあり、時にはそれは私が習ってきた方法とは異なることもありますが、それが何故異なるのかという事が腑に落ちるなど、学びがたくさんありました。

他の流派ではあまり推奨されない事が、違う流派では良しとされているということも時折見受けられ、混乱しそうになりますが、でもきちんと何故それを良しとしているのかという理由を知れば、なるほどと逆に納得することもたくさんあります。これはヨガだけに言えることではなく、いろいろな環境や場面、人間同士の関係性の中でもいえることだと思います。

 他にもたくさんの学びがありました。それらの学んだ事がヨガに来てくださる方の役に立つよう、クラスで活かしていきたと思います。

 

そして、日曜日。

仙台の東北電力グリーンプラザで開催していた大崎市涌谷町・美里町石巻市といった国道108号線(通称石巻別街道)沿いの2市2町のうまいものが集う『街道を結ぶうまいもの味めぐり2017』に参加しておりました。

 

私の担当は涌谷町の箟岳山にある黄金山牧場のPRです。
黄金山牧場のひつじの毛を使って糸を紡いで壁飾りを作る、というワークショップを開催してきました。

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まずはスピンドルで羊毛に撚りをかけて紡いでいきます。テーブルの上にあるカラフルなふわふわしているのが羊毛です。できあがりをイメージしながら好きな色をつなげて紡いで。

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出来上がり。色合いがそれぞれでかわいい。

これはゴッドアイ(神の眼)という、ネイティブインディアンのお守りので魔除けの意味もあり、玄関などに飾ると、幸せを呼び込むといわれています。

糸を紡ぐのは慣れるまでが結構難しく、苦戦します。でもなんとか皆さん、頑張って完成していました。そしてとても楽しんで頂けたようで何よりでした。

 

 

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 宮城県のゆるきゃらしゅうごう~~~。

(写真は涌谷フェイスブックページから拝借しました)

 

というわけで、まさしくヨガとひつじな週末でした。

 

 

 

 

脳の緊張を緩める

昔、高齢者の方の運動指導をしていた友達から聞いた話があります。

身体を側屈(立った状態で上半身を真横に倒していく)する運動を指導するときに、ただ「身体を右側に倒していきましょう」と伝えるのと、(右の手のひらを上にして身体の横に出した状態で)「手のひらの上に水がたまっていってどんどん重たくなって、その重みで身体が右側にどんどんどんどん倒れていきます」と伝えるのでは、後者の伝え方の方がより深く側屈していくんだよ、という話を聞いたことがあります。

 

その話を聞いたのは昔ダンスをしていた時で、その友達もダンス仲間でした。

ダンスではよくイメージをもとにして動いていく稽古をしてました。例えばわかりやすいイメージでいえば、「飛ばされそうなほど強い向かい風の中を歩いていく」というイメージ。もちろん普通に歩くのとは違う歩き方、フォルム、身体の使い方になっていきます。他にも、「歩くたびに膝から水が飛び出す」とか「樹齢三千年の梅の木になる。そして花びらとなって散っていく」などなど、 よくわからない、現実ではありえないようなイメージなんかもあったり(でも現実離れしたイメージほど、身体の質感や動きは日常生活ではないようなものになっていくのでおもしろかったりします)。

 

先日、こちらのブログでもご紹介した、私が東京にいた頃通っていた綿本ヨーガスタジオの綿本先生はイメージでの誘導も多く、踊りの感覚に近いヨガのセッションといった感じのクラスでした(私個人の感想ですが)。例えば「背筋を伸ばす」を「嬉しい知らせが届いた時の背骨」と表現します。「背筋を伸ばす」だとどこかに緊張が走ったり、きちんと伸ばさなきゃといった硬い感じが伴いますが、「嬉しい知らせが届いた時の背骨」ですと、自然とお腹に力が入って嬉しい気持ちと共にすっと背骨が上昇していく感覚で背筋が伸びていく(ぜひその違いを試してみてください)。身体の内側からアーサナが作られていくような感覚が私はとても好きでした。

 

イメージは脳で作られ、そしてそのイメージに身体が反応していく。ただ身体が物理的に動くだけではなく、内分泌(ホルモンの放出)や自律神経も脳で作られたイメージに反応して働いていきます。

 

 だから頭の中で何を考えているか、イメージしているのかはとても大切。

 

否定的な思考やネガティヴなイメージが頭の中を占領していると眉間あたりに力が入って硬くなっていく感覚があります。なんだか脳が緊張している感じです。逆に肯定的な思考、ポジティヴなイメージがあるときには、眉間は緩み、広がり、脳が柔らかくなっていくような感じがします。

 

脳の緊張は身体にも緊張を生み出し、脳がゆるゆる~と緩んでいるときは身体もほっと緩みます。

 

身体がこわばっていると、気持ちにも余裕がなくなってきます。

 

最近すごく思うのが、瞑想は脳をゆるゆると緩めるエクササイズでもあるんだな~ということです。(アーサナは身体にアプローチして脳を緩めていくエクササイズともいえる)

 

瞑想は自分の思考が対象になっていきます。自分の頭の中で繰り広げられるとりとめのない思考や妄想に気が付いて、手放していく。時には否定的な思考ばからりが頭の中を巡っていることもまります。でもそれに気が付いたら手放していく。気が付いたら手放す。これを繰り返していく事で脳の緊張が少しずつ取れてきて、頭と身体が緩んでくる。その状態に慣れてくると、今度は脳が緊張するとすぐに、「あ、今緊張している」と気が付いていくようになります。で、気が付いたらまた手放す。

 

だから、頭の中をゆるゆると。

 

脳を緊張させな~~い。

 

そんなことを最近思いながら過ごしています。

 

https://www.instagram.com/p/BPwNG32huo1/

脳がゆるむ抱っこクッキー♡

 

ヨガに来てくださっている方で、ご自分で焼いた大豆粉使用のパンやお菓子を持ってきてくれるんです。大豆粉のものは味も優しくて糖質も少なく身体に良いんだそう。

Nちゃん、いつもありがとう!