呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

筋膜

今学んでいるパーソナルヨガ の内容をちょこっとご紹介です。
少し前にインスタにUPしたものに書き加えています。

 

f:id:lemouton:20230609112449p:image
f:id:lemouton:20230609112424p:image

膜でわかりやすいイメージはミカン。
ミカンって皮があって、房があって、粒がありますよね。全部膜で覆われている。身体もそれぞれの組織(内臓、筋肉、筋繊維、骨など)が膜に包まれており、そしてそれらの膜が全部繋がっている(ミカンは繋がってはないですが)。
もう一つわかりやすい例えがあります。例えば電車に乗って座った時、右隣の人のお尻に自分のコートを踏まれたとします。踏まれているのは右側のコートですが、左の肩のあたりにツッパリを感じる(引っ張られている)。
それと同様に筋膜のどこかに拘縮があるとそれが同じアナトミートレイン上の離れたところに影響を及ぼす、といったイメージです。


f:id:lemouton:20230609112440p:image

国や時代は違えど、人の身体の仕組みは変わらないということですね。。


f:id:lemouton:20230609112505p:image

他にバックライン、アームライン、ラテラルライン、ディープフロントラインなどが身体を縦横無尽に走っているイメージです。

そして筋肉に拮抗筋があるように、筋膜ラインにも拮抗する対のラインがあるのです。

例えばスーパーフィシャルフロントラインとスーパーフィシャルバックラインは互いに拮抗し合う関係性にあります。その両方にアプローチすることで、前後のバランスを整えていく。

パーソナルレッスンでは、その方の身体を観察して、この筋膜ラインの視点でアプローチしたりもします。もちろんグループレッスンでのシークエンスにも活かされています。


f:id:lemouton:20230609112457p:image

そして何より楽しいのが、アーサナもこの筋膜ラインを意識して動くことで、ぐんっとアーサナが深まったり、自分の身体でその繋がりを体感できるのが醍醐味です。

筋肉という地図に筋膜というレイヤーが重なることで、身体をより立体的に捉えられ、感じられ、本当に身体ってよくできているなぁと感心させられます。

 

f:id:lemouton:20230609112433p:image

最後までお読みくださりありがとうございました。