ヨガに来てくださる方の中で多いのが首肩こり。
スマホ、デスクワークなどで頭が前方に突出する事で、首肩こりになると言うのはよく聞きます。でもそうではない首肩こりの方も見受けられます。
私もその節があるのですが、姿勢を良くしようとして胸を張ってしまう(肩甲骨を寄せている=肩甲骨間に力が入っている)のも首肩こりの原因にもなります。
【タイプⅠ】
骨盤後傾(重心が尾骨の方に寄っている)で胸を張る。
骨盤が後ろに傾いているので(腰は丸まっている)、力を抜いてたら自然と猫背になるところを、肩甲骨を頑張って寄せて胸を反らせている(本人にその自覚がない)、姿勢を良くしようとしている。これめちゃくちゃきついです。めちゃくちゃ凝ります。顎もあがります。
【タイプⅡ】
骨盤前傾(重心が恥骨の方に寄っている)で胸を張る。反り腰。(ちょっと大袈裟だけど)
正直、そもそも骨盤前傾の方自体は多くはないのですが、骨盤前傾の時点で腹筋が抜けて肩甲骨が寄った状態になってしまってる。もしくはより寄せてしまっている。こちらも顎があがってしまいます。
この2つのタイプのどちらも胸椎(胸の部分にある背骨)が丸まりづらい傾向にあります。
本来は坐骨(恥骨と尾骨の間にある真ん中重心)に重心が乗ると、骨盤が立ち(仙骨が少しだけ前に傾く)、自然と背骨の自然なS字カーブが描かれます。
そうすると、胸を張らずとも自然と胸が開かれる。肩甲骨感に力を入れなくても胸が開いて、上半身は力みなくリラックスできている状態。
なので首肩こりにはなりにくい。顎も自然と引かれています。
ずっと力を入れてると筋肉は凝ります。
なので、自分は猫背じゃないのだけど、又は、姿勢を良くしているという意識がある方で、首や肩甲骨の間あたりが凝っているという方は、肩甲骨を寄せて胸を張っている可能性もあります。
まずは骨盤のポジションを少し意識してみるといいかもしれません。
何事も土台が大切となってきます。