小牛田にあるDIYスタジオ「KILTA宮城美里」さんにて、「初めて作るシンプルな仕立て服」と題して、月に一度ワンピース作りの講師を担当させていただいています。
その昔、20~30代の東京にいた頃、服飾の専門学校で勉強をしてパタンナーとして働いていた時期がありまして、もう辞めてから10年以上は経っておりますが、かろうじて残っているその時の経験と知識に活躍してもらっています。
型紙の原型を元に、自分の身体の寸法に合わせて展開していきます。
シルエット、ボリュームなどのイメージも紙に落とし込んでいきます。
パターン展開が終わったら、シーチング(仮縫い用の布)に線を写して、縫う代わりにピンでとめつけて、半身の立体に起こしていきます。
丈やシルエット、動きやすさ、全体のバランスなどをチェック。修正があればこの時に立体でいろいろ修正していきます。
修正した部分は印をつけて分かるようにしておいて、ピンを外して平面に戻して修正した部分を新たに線で繋いでいきます。
何か気になるところがあれば、もう一度立体で組んで確認したり、修正したり。
OKだったら、型紙を仕上げていきます。
出来上がった型紙を布に置いて、布をカット。
やっと縫製に入ります。
縫製に入れば後は縫うだけなのであっという間に終わります。
初めてのロックミシンがけ。
ひとまずはここまで。
今回縫製に入った人は次回で縫い上がるかな。
去年の4月から始まり、現在1月で9回目(一回休みの月あり)。9回目でやっと裁断なので、完成までには一年かかるという、かなりのんびりな企画。
服作りは、裁断までしてしまえば縫うのはあっという間。
型紙が出来上がるまでが、結構手間がかかるし、面倒な部分もあるし、頭が混乱することもあるし、細かいしで根気が必要。でもその分服が出来上がった時は「おぉ〜〜〜(歓喜)」となります。
KILTAさんでは、ワンピース作りの他にもホームソーイングのクラスや陶芸のクラスもあります。そもそもはDIYスタジオでもありますので、暮らしで使う身の回りのものはKILTAさんで作る事ができる。
どんな物があると暮らしが心地よくなるのか、イメージを膨らませて、そして手間と時間はかかるかもしれないけれど、そのイメージを形にしていく。
そんな贅沢なことを実現させてくれる素敵な空間です。
次期のワンピース作りは、多分今年の春頃?かな。
詳細はまた改めてブログ等でご案内させていただきます。