今日はどんと祭でした。
宮城は仙台の八幡宮やお隣り小牛田でのどんと祭の裸参りは観光客も多く有名なようですね。
ここ涌谷でも裸参りが伝承されていたそうですが、10年~20年?ほど前頃から理由があって中止になって以来途絶えていたそうです。
が、涌谷神社の神主さんがもう一度復活させたいということで、今日、裸参り、ひっそりと(笑)行われていました。
商工会からスタートして駅前の大通りをまっすぐ江合川を越えて涌谷神社へ。
私は役場前のタイムで暖まりながら裸参りの方々が行進するのを待ち伏せ。タイムのマスターご夫妻も裸参りが復活することを知らず。太鼓の音が聞こえ、ほらほらとご夫妻と一緒に窓から見学。お二人ともかつての裸参りを知っているので、その規模の小ささに驚きつつも(昔はもっと人数がいたとのこと)、若い人が頑張っているわね~、と微笑んでおられました。
私は小牛田や仙台のどんと祭の裸参りは見たことがなく、それに比べたら圧倒的に規模は小さいとは思うけど、でもその地域地域でこういったことが伝承されていることが大切と感じました。
いろんな地域のお祭りとか伝承されている行事を見て思うことがあります。そこには型や形式があって、参加する人はそこに自分の身体をはめこんでいく。その型の中で身体の使い方を学んだり、日常生活では体験しない感覚を得たり、日常生活で担っている役割とは違う身体の在り方をその人はその時生きている。それって結構大切で、いろんな身体の在り方を生きることでその人の意識に深みがでるのではないのかなぁと。そしてそれはその人の生の豊かさに繋がっていく。
これは昔ダンスをしていたときに感じていた事なんです。
身体は生命そのもの。私たちが日常生活で繰り広げている思考とはちょっと別次元。思考では計り知れないところがある。
身体って面白い。
来年のどんと祭も楽しみです。