呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

当たり前すぎて見過ごしてしまいがちなもの。

紅葉の季節、皆さんは紅葉狩り行かれました?

良く鳴子の紅葉の写真を見て「うあ、きれい!」と思いますが、激混むよと聞くと行く気がなくなるのが自分の残念なところです。。

下の写真は去年、蔵王山に登った時の写真でざんす。

https://www.instagram.com/p/72vepcFM9F/

 

 

さて、先日クラスで、「靴下がはけるようになりました!」とご報告をいただきました。一か月前にヨガを始めたばかりの方で、初めてヨガに来られた時に足をあげて靴下をはくことができない(立った状態で)とおっしゃってました。が、今では立ったまま足をあげてはくことができるようになったと。身体の機能が改善した(筋力と柔軟性のUP)のですね。これはとても嬉しいことです。

ですが、週一回通って一か月で改善したということは、逆に言うと普段がいかに運動不足なのかということの現れでもあると感じます。

身体を動かさないがために起こる不調は身体を動かせば改善されます。そういった不調は結構多いと思います。今まで、ヨガに通ってきてくださったなかで、改善された身体の状態で、基礎体温があがった、便秘がなくなった、肩こりからくる頭痛が治った、寝つきがよくなった等々があります。確か前の記事でも書いたとおもいますが、身体は動かすようにデザインされています。また適度に動かすことでその機能は良い状態に保たれます。

 

なんだか最近ブログで身体を動かせ動かせばかり言ってますね。。動かせババアみたいになっているような(笑)。

 

話は変わって。

この前図書館で呼吸の本を借りてきました。

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ヨガでは呼吸を特に大事にしてまして、なんでヨガでポーズをとるのかというと、身体をいろんな方向に動かすことで身体を整えて呼吸をしやすい身体をつくっているといった面もあります。で、呼吸はとても大切だというのは前々からクラスでもお伝えしたいましたが、最近特に生徒さんの身体や呼吸の状態を見ていて、改めて呼吸の大切さをしみじみと感じるようになり、もう少し呼吸について知りたい!と思い図書館で爆買いならぬ爆借り(といっても5冊ですが、、)してきました。

 

呼吸は肺が膨らむから胸郭が広がって呼吸が行われるのではなく、胸郭が広がって胸郭内の容積(胸腔)が増えて圧力が低くなって外気が入ってきます。これが吸う息です。逆に胸郭が閉じていって胸郭内の容積が減って圧力が高くなることで吐き出す力が生まれます。これが吐く息。

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出典:第1章 解剖と生理 ~ ナースフル疾患別シリーズの看護師基礎知識 ~

 

胸郭を広げたり閉じたりするのは肋骨と肋骨の間についている筋肉や首の筋肉、横隔膜、腹筋などの呼吸筋群と呼ばれる筋肉たちがきちんと動いてくれるから。なのでこの筋肉たちの動きが悪いと胸郭の動きが悪くなり浅い呼吸になります。またストレスやなにか思い悩んでいるときも呼吸は浅くなります。呼吸が浅いと疲れやすい、代謝が悪い、頭痛、また自律神経失調症など、さまざまな不調につながりやすい。。

なので身体を整えて筋肉の働きを良くして、呼吸の質を良くしてあげる事はとても大切。

 呼吸の質が上がることによって、一回の呼吸で身体に取り込める酸素量は増えます。血中に取り込まれた酸素は体内でのエネルギー生成に使われ、細胞の代謝にも大きく関わってきます。

人間は一日におよそ三万回弱!呼吸をしているそうです。

一回の呼吸の質は健康を左右するといっても過言ではないですね。。

 

そう思うと呼吸を意識してしまい呼吸が苦しくなる。(笑)  

 

たかが呼吸、されど呼吸。

 

こんなに当たり前に身近にしていることが、とってもとっても大切だなんてなんだか皮肉な感じ。。 ♪大切なものはすぐそばにあって、失って初めて気が付いた、君が恋しいよ♪ 的な歌詞が思い浮かばれます。。

 

呼吸の話はまだまだ続くのですが、、、またの機会に。

 

 

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前屈のポーズでも胸は開いているんです。閉じちゃだめだめ。