呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

足の指の大切さ

田んぼの稲穂も実り、黄金色に輝いていますね。。もう気分は冬です。笑  あの寒い冬がやってくる、、と思うとちょっと気が重いです(買い物が、、、歩きなので、、、)

 

さてさて。

一週間ほど前に足の小指を思いっきりガツン!と床に置いてあった金属の重い置物にぶつけてしまいました。およそ二倍に腫れて、赤紫になって、左足の小指を使えなくなりました。。  折れた?とも思ったのですが、激痛はなく腫れも色もひいてきたので病院には行かなかったのですが、今も少し腫れていて、小指に力がかかると痛い状態です。(その後念のためレントゲンとったら骨には異常なし、打撲ですね、との診断でした)

 

いつもクラスの初めに足のマッサージ&運動をします。足の指でグーチョキパーをしたり、左右逆のチョキをつくったりして足指に意識を向けて動かしていきます。でもほとんどの方が足指を自分の思い通りに動かせない。パーーッと開かない方もいらっしゃいますし、チョキができない方、1本の指を動かそうとすると、3~4本の指がまとまって動いてしまう、などなど。

 

足指は普段靴の中で小さくなっていますし、そんなに意識も向けてもらえず割と忘れ去られている身体の部位でもあります。自分の身体だけど、思うように動かせない。まるで他人の足のよう。。

 

足の指は、大きく開いて地面をしっかりとらえることで安定感が増しますし、踏ん張るときとかバランスの微調整をするときなどには欠かせない存在です。小指一本くらい使わなくても、さして問題ないだろう、、、くらいに思っていると大間違い。小指一本が普段どれだけ大きな役割を担っているかに今回の怪我でいやというほど思い知らされました。。

 

トリコナーサナ(三角のポーズ)などスタンディングポーズで両足をついて踏ん張るときは、まぁまぁ小指が使えなくてもなんとか安定してポーズを維持できます。はい、ここで大切なのは踵・親指&小指の付け根でしっかりと床をとらえて土踏まずを引き上げておくこと。これができていれば安定感、どっしりとした感覚は失われません。

 

がしかし。片足のバランスのポーズ、なかでも片足立ちで身体を床と並行まで倒していくような特にバランスが難しいヴィラⅢ(戦士のポーズⅢ)、アルダチャンドラ(半月のポーズ)なんかは小指が使えないことでバランスの微調整が効かず、ポーズを安定して維持できない。

「ひゃ~~~。小指って大切♡」

と、小指の存在を改めて愛おしく感じるのでした。

 

どんなに優しい、シンプルなポーズでも足の指、先手の指先まで意識を持ってポーズをとっていきます。身体の隅々にまで意識を向けて、コントロールすること でより安定感が増したり、より伸びたり、ポーズの感覚が変わってきます。ポーズは身体のパーツパーツの働きの調和の現れです。それらの調和が取れた時、 ポーズの中で安定感と静けさが育まれ、それが心にも影響していきます。ポーズの中で心も静まっていく感覚はヨガをされている方であれば、お分かりになるか と思います。

 

当面は左足のバランスのポーズは心はぐらぐらです。。

この静まらない感覚もある意味面白いですが。笑

 

 久々にクラスの写真。といってもクラス後のお茶タイムですが。。

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 ほっこり~~。