呼吸と身体とエトセトラ

ことこと家ヨガスタジオ(涌谷/富谷)

アーサナの段階

アーサナにはいくつかの段階がある。

 

それは見た目的に、もしくは身体能力的にレベルの高い低いの問題ではなく、どこまで自分の身体の細部にまで意識を巡らせているかの問題。

 

足の裏のどこに体重が乗っているのか、その微細な感覚を皮膚で受け取って。

その皮膚の感覚が脚を伝わって骨盤、背骨にアプローチして私たちの脳に届いてくる。その様子をみまもって。

 

もちろんそこには呼吸も深く関わっていて。

 

左右のバランスは?

筋肉は使えてる?

柔軟性と筋力のバランスは?

余分な力みはどこ?

 

身体からのシグナルを受け取って応えていく。

 

その時そこにあるエゴ(思考)は余分な緊張を招く。

 

それらの様々な関わりの中で微調整しながら一番安定する場所、心が静まる場所を探していく。

 

力で、勢いで暴力的にとるアーサナはかえって心を乱すだけ。

我が主体の能動的なアーサナは動くたびに疲れをもたらす。

 

呼吸と共に導かれる身体の内側のエネルギーの流れを感じて、身体の隅々まで意識を浸透させていく。そのようにして調和のなかでとられるアーサナは、心を鎮め、身体の内側に静けさをもたらす。

我が客体となってとる受容的なアーサナは私たちのエネルギーをさらに高めてくれる。

 

優しいアーサナであれ、難しいアーサナであれ、大切なのは意識のありかたなのです。

 

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